『T.R.Y.』 プレミア上映 in 東京丸の内東映
2003年 1月 4日 (土)


Uターンラッシュに巻き込まれるかと思っていた高速バスも
思ったよりも早く到着し、ホテルにチェックイン後、
20:00前ぐらいに会場の丸の内東映劇場へ…。


『T.R.Y.』の巨大垂れ幕(約5階分)のかかる、丸の内東映ビル




 行列の丸の内東映前

20:15開場なのだが、すごい行列! 指定席なのになんで並んでんのぉ〜!?(◎o◎)
入り口にはTVカメラの姿も見える。

無事、一緒に見る織田友さんとも合流して入場。 入り口で記念品の入った封筒をもらい、
すでに販売されていたパンフレットを買って席へと急ぐ。


今回の記念品の中身は、
プレスシート&化粧品サンプル&横浜ウォーカー最新号(笑)



ホント狭い会場です(^^;; 一列が25〜6席ぐらいかな?
私たちは3列目のど真ん中♪ 中央最前列は、前と同じく取材陣の席のようです。
脇の通路にも、これまたすごい数のカメラが…。


 織田さん登場♪

開演予定時刻の20:45を10分ほど過ぎて、チャイムがなる。
そして21:00頃、司会の女性(おそらく東映の方かな?)が壇上に出ていらしてご挨拶。

その後織田さんの紹介をして、向かって舞台右袖から織田さん登場!
濃グレーのシャツ黒のネクタイ、黒のスーツでかなり渋め。
今年初の織田さんは、茶髪でカール(青島もこれでいくのかなー…と余計なお世話(^^;;)
元気そうな笑顔でした(*^^*)


まず、織田さんからのご挨拶。(以下のコメント等は覚えてる範囲です。ご了承ください。)

 織田  「あけましておめでとうございます。
     こうして2年半ぶりに映画館でお会いすることができて嬉しいです。
     ちょっと短い時間ですが、皆さんと過ごしたいと思います。」



 T.R.Y.について語る (デジャビュな話も多々…/爆)

次に「座った織田さんも見ていただきましょう」と、
織田さんと司会の方が舞台の中央に用意された椅子に座って
インタビュー形式でのやりとり。『座った織田さん』って…(笑)

 司会 「この映画の話がきたのは、いつ頃ですか?」

 織田  「今から3年前ですね。坂上さんというプロデューサーの方から、
     『この本読んでみない?』と言われて、読んでみたらおもしろかった。
     ただ正直
映画化するのは難しいんじゃないかと。」
 

 司会 「どのへんで?」

 織田  「いや…お金かかる(笑)
     100年前の時代設定なんで、映るもの全てを100年前にしなきゃならない。
     だから、エキストラがちょっと街を歩いているだけでも何万人いるのか、
     衣装もそれだけ必要なわけです。 日本は経済が悪化してるし…(笑)
     そんなお金かけられんのかなって。 『可能なんでしょうか?』と聞いたら、
     『うん、やるよ。もしよかったら一緒にロケハン行ってみない?』って言われて。
     僕もちゃんと中国って行ったことってなかったんで、『じゃ、見せて下さい』と
     言って上海に行って『こことここ、撮るよ。』って見せてもらって…。
     で、これならやれるかもしれない! 『やります』と。」



 司会 「今回のペテン師役について、おもしろさ等は感じられましたか?」

 織田  「伊沢修は実在の人物なんです。
     知ってる方はいないと思うんですけど…
(と言って会場を見回す)
     いないですよね? 誰も知らない人物を演じるっていうのは、
     逆に魅力的だと思ったんです。
自分なりに作れるというのがおもしろいなと。」


 司会 「上海のフィルムスタジオは素晴らしいそうですね。」

 織田
 「僕はあの映像見たとき、夢の中にいるようでした。 街自体がスタジオなんですね。
     日本と違って向こうは、建ってて目に見える建物は机とかベッドとか入れちゃえば
     そのまま使えちゃう。 すごいですよね。」



 司会 「言葉の壁は相当あったのでは?」

 織田  「言葉は通じませんね。 特に北京語が全然難しくて…。
     
(ここで地響きのような音に)すごい音してますね(笑)」

 司会 「地下鉄じゃないですか?」

 織田  「え、そう?違うような…。」

 司会 「地下鉄ですよ。 まぁそれはいいとして…」<冷静な司会様(笑)

 織田  「あ、はい(笑) とにかく、北京語がしゃべれる方がいらっしゃれば
     無条件で尊敬しますね。難しいです。」



 司会 「どのぐらい勉強されたんですか?」

 織田  「1ヶ月半〜2ヶ月ぐらい。台詞が早いんですよね。
     『◎▼※●△*〜〜』
(中国語)とか。」

 司会 「今のは…?」

 織田  「一番苦労した台詞なんですけど、『機関銃がどうの〜』というのが、
     僕が言うと『トイレどこ?』になっちゃうらしいんですよね(笑)
     中国でも、子供が産まれて8年ぐらいかかるらしいです。

     
こ〜いう舌の形(と舌を丸めながら、手を丸めた形を作る)
     作んないといけないらしくって。」
<この「こ〜いう」と舌を丸める織田さんに、会場爆笑


 司会 「外国の役者さんとのコミュニケーションはどうだったんですか?」

 織田  「シャオ・ビンとかソン・チャンミンとかと一緒にいることが多かったんですけど、
     言葉は通じなくても、相手が何を今望んでいるのかは伝わってくるんで。
     この作品のために、自分が何をしなきゃならないか
     知ってる方ばかりだったので、楽でしたね。」



 司会 「前作・前々作では見ることのできなかった華麗なるファッションを
     見せてくれていますが、楽しかったんじゃないですか?」

 織田 「『踊る大捜査線』にしても『ホワイトアウト』にしても、
     1つしか着るものがないですから…(笑)
     それはそれで僕は好きなんですけども、今回はそれの10倍はあるんですよ。」



 司会 「上海でのロケ中、オフの間は楽しまれたんじゃないでしょうか?」

 織田  「その話は聞かれたくなかった!(笑)
     オフはあったんですけどね、現地で中国語の台詞が変更になるんで、
     休みの日は中国語の先生と、ホテルでお勉強してました。

     
非常に優秀な生徒でした(笑) だから上海の名所とかは聞かないでください。」


 客席からの質問コーナー

次に、開演前に集めた質問状の中から選ばれた人が、
織田さんへ直接マイクで質問できるというコーナー。
最初の質問は立ち見席の方でしたが、緊張して何書いたか忘れてしまったという言葉に、
ずっこけた織田さん、

 織田  「読みましょうか?」

…と質問状を持っている司会の方に近付くと、

 司会 「私が読みましょうか。あんまり(織田さんに)近付くと申し訳ないんで…」

と言い、司会の方が代わりに質問を読む。<司会の方、かなりいいキャラしてます(笑)


 質問1 『今回の撮影で一番苦労したことを教えて下さい』

 織田  「やってる最中は大変なんだけど、終わると忘れちゃうというか…
     打ち上げで飲んで忘れちゃうというか…(笑)
     あ、最初のロケハンで、中国のスタッフの方と食事に行った時に、
     乾杯の時に『カンペー』って言うんですよね。
     で、こう飲むと、なんかみんなこっちを見てるんですよ。
     仕方がないんで一気をして。 で、また『カンペー』って言って乾杯すると、
     また見るんで一気しなくちゃなんない雰囲気で、一気大会が終わらないんです。
     実は『カンペー』ってのは、『乾杯』じゃなくて『一気』のことだったという…(笑)

     
『カンペー』という言葉には気を付けた方がいいです。」

 司会 「一番苦労したことはそこだったようです。」<ナイスツッコミ…(^^;;


 質問2 『ロケ弁は、日本と上海どちらがおいしかったですか?』

 織田  「日本は、最近まで某ドラマやってたんですけど、寒い時期にやってたことも
     あって、ご飯が冷たかったんですが、向こうは温かいんですよ。
     ご飯とおかずが別々になってて、すごくおいしかった。
     ただ毎日塩味でしたけど(笑)
     でもとってもあったかくて、僕自身はおいしかったです。」


 織田・照れまくりの写真撮影(笑)

写真撮影の前に、最後に織田さんから一言。

 織田  「さっき皆さんが入る前に控え室にいたんですけど、
     そこがちょうど15年前に
『湘南爆走族』の最終オーディション
     受けた会場の目の前の部屋だったんですね。
     あー懐かしいなぁと思って、つい覗いたりなんかして、その部屋を。
     あれから15年経って、こんな小さい男ですけど、この『T.R.Y.』という超大作に
     出演することができたということに、鳥肌がたったというか…
感動しています。

     日本映画でもハリウッド映画でもない作品ができたなという気がします。
     僕自身やることはやったなと思ってますんで、あとは皆さん、
     楽しかったら声を大にして伝えてください。 ありがとうございました!」



そして、取材記者による撮影会。

 司会 「織田さんには下に降りて頂いて、一緒に記念撮影をしたいと思います。
     皆さんこれから(映画を)ご覧になるので気分が盛り上がらないんじゃないかって
     心配してたんですが、そんな心配ないみたいですね? 何か雄叫びを…(笑)」

 織田 (客席に向かって)あったまってます? 立ち上がる元気あります?(笑)」

 客席 「イェーーーーーーーーーッ!!!」

 織田  「じゃ、立ってもらって…」

…と言いながら、壇上から降りてくる織田さん。
通り道の客が次々と差し出す手に、めずらしく(?)握手して応えてます!<ひゃー!いいなぁ(O.O;)
そして最前列の中央(手をのばせば届きそう!)に来ると、

 織田  (こぶしを振りかざして)これでいーすかね?
     じゃ、何か言ったら…何かって…(笑)」


客席からいろんな声があがるが、連れの織田友さんと「中国語でー!!」と叫んだら、

 織田  「中国語で言ってもわかんないでしょ?(笑)」

んで結局、

 織田  「あけましておめでとうございまーす!
     今年もいくぞぉーーっ!!オーーーーーッ!!!」


 客席 「オーーーーーーッ!!!」

 織田 「…恥ずかしいぃ〜〜〜(^^;;」

みんなと拳を振り上げるポーズをパシャパシャとカメラに撮られ、そのもたない「間」に
照れる織田さんでした(笑) 取材側のリクエストで再度。

 織田  「もう1回!せ〜の…いぇーーーーっっ!!!」

 客席 「イェーーーーーッッ!!!」

 織田  「・・・・この後がさみしいぃ〜〜〜(笑)」

崩れながら照れまくる織田さん。<か…かわいすぎ(*^^*)

 司会 「織田さん、とっても照れてます(笑)
     ではもう一回、今度は織田さんにはとびきりの笑顔のままで、皆さんだけ。
     せーの、『T.R.Y.』成功させるぞーーー!」

 客席 「イェーーーーーッ!!!」

と、またもや我々に雄叫びポーズをやらせる。<これはライブか?(^^;;
そんな盛り上がり(?)の中、無事に写真撮影も終わり、拍手と声援の中、
織田さんは笑顔でお辞儀をして舞台右袖へと退場していきました。




その後、21:30ぐらいから『T.R.Y.』本編鑑賞会♪
私は見るの2度目でしたが、1回目よりも時間が早く感じたし、断然おもしろかった!
見れば見るほど、もっと見たくなる作品
だな〜と思います(^-^)